人生初めて見たキノコ、その正体は!

軽井沢はキノコの宝庫。秋になるとあちこちに姿を見せます。先日、わが家の敷地の隣でも珍しいキノコを発見!恐るおそる触ってみると、プラスチックのように硬く、赤褐色でニスを塗ったようなツヤ。調べてみると、なんと「霊芝(れいし)」でした。古代中国では「瑞草(ずいそう)」と呼ばれ、“天からの吉兆”とされ、幸運・長寿・繁栄・浄化の象徴ともいわれています。霊芝はマンネンタケ属のキノコで、木の中や根の周りに菌糸を広げ、数年〜十数年も静かに栄養を蓄えながら生きています。そして湿度や気温、日照など、全ての条件がそろった時、「今だ!」と一気に子実体(キノコの姿)を作るのだそう。長い年月を経て、ようやく姿を現した霊芝。

この地の森の恵みと、自然のリズムにあらためて感謝。思いがけず“吉兆”に出会えた気分です。